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仕様書と設計書の違いって?

仕様書とは「WHAT?何がしたいのか?」について書かれたもので、
設計書とは「HOW?どのように作るのか?」について書かれたものです。

私の経験したプロジェクトチームでも、これらがきちんと分けて考えられ資料が作られていたチームは多くありません。仕様書の中にHOWについてが記載されていたり、設計書だけしか存在せずにHOWもWHATもWHOもWHENも何から何まで記載したラフスケッチのようになっている事が多いです。

文書体系を整える事は、特にシステムを修正しながら長い間使おうとした時には、とても重要です。当初の担当者がいなくなり、引き継ぎをしていく間に知識や経験がいつのまにか流出し、今の担当者は中身の作りもよく分からないという事にならない為にも。

大きな組織や企業になればなるほど、文書が必要だという認識は強いと思います。

ただ、その文書を書くタイミングや文書の質をチェックする体系がなく、ただただ納品物として二度と見られることのない資料としてたまっていく、、、文書の中身を理解しようと資料を引っ張り出してきたものの、当時の担当者はおらず、また書き方も人によって様々なために理解できずにゴミとなってしまう資料をたくさん見てきました。

仕様書や設計書というものは、ただ書けば良いというものではありません。
協力会社や制作会社からの納品物として保存しておくだけのものでもありません。
今後システムを修正・更新していく際に、作業の見積もり変更による影響度の測定をするために利用できる資料でなくては意味がないのです。

仕様書は、システム発注者とシステム制作者が共通で使う「そもそも何ができるシステムなのか?」「何を想定して作られているシステムなのか」を知るために。
設計書は、仕様書に対して「どのように作ったのか?」「どんな作り方をしたのか?」を知るために利用できる資料となっているべきです。

図 1 仕様書と設計書の違い
図 1 仕様書と設計書の違い

仕様書と設計書の分離によって、上記のように1つの仕様書から複数のシステム(設計)を作り出すことも可能です。
※実際には製品毎の差別を1つの仕様書にまとめる必要があり、これには別のテクニックを使って上手に仕様書を作成する技術が必要です。この話はまたどこかで別途お話します。